2021年9月 中国最新知財ニュース

2021/09/20
2022/10/25

中国国家知識産権局の動向

2021年8月19日午前、中国国家知識産権局は北京で専利審査業務座談会を開き、その中で局長の申長雨氏が以下のことについて言及しました。

▪利便化改革の継続的な推進
▪手数料など費用の軽減
▪非正常出願に対する厳格な取り締まり
▪発明専利平均審査期間の19.1ヶ月への短縮
▪発明専利件数の増加抑制、品質向上
▪実用新案の制度改革
▪意匠のハーグ協定への加入など

中国特許事務所の動向

中国国家知識産権局知識産権運用促進司が作成した「専利代理業界発展状況(2020年)」のデータを紹介します。
・2020年末までに、中国全国の専利代理師資格取得者数は53090人、専利代理師登録者数は23193人でした。
・専利代理師は、北京地区が第1位(8744人、全国の専利代理師登録者総数の37.7% )で、広東が第2位(3160人)で、江蘇が第3位(1666人)で、上海が第4位(1495人)でした。
・2020年末までに、専利代理機構数は3253社に到達し(香港・マカオを除く)、そのうち、設立から3年以内の専利代理機構は1489社で、45.8%を占めました。
・北京、広東、江蘇、浙江及び上海の五省市の専利代理機構数は、全国TOP5にランクインしており、それぞれ734社、538社、325社、228社、214社でした。

中国特許庁ー商標出願費用納付期限の調整

2021年9月14日、中国国家知識産権局商標局は、主に商標登録周期を短縮するために、商標出願当事者および代理機構の費用納付期限を「費用納付通知書の受領日より起算して15日以内」から、「費用納付通知書の受領日より起算して7日以内」に調整し、2021年9月29日より適用を開始します。未納付の場合、商標局はその出願を受理しません。

6G特許出願-中国が世界首位

2021年8月末に中国インターネット情報センターが発表した第48回「中国インターネット発展状況統計報告」によると、中国は6G特許出願の主要な出所国となっています。
現在6G通信技術分野の世界特許出願件数は3.8万件を超え、そのうち中国の特許出願は35%を占め、世界首位となっています。

中国人工知能産業パテントプールの設立

2021年9月2日、Baiduグループが発起し、Baidu、アリババ、快手、螞蟻科技(アントグループ)、美的、魅族(メイズー)、商湯科技(センスタイム)など7社の中国人工知能分野関連企業は、自主、平等、互恵、協力に基づいて人工知能産業パテントプールの設立を宣言しました。人工知能産業の持続的で健全な発展の促進に取り組みます。

    

Contact

お問い合わせ

中国での知的財産権に関するお問合せは以下よりお願いいたします。

お電話でのお問い合わせはこちら

平日10:00~18:00まで。
営業目的のお電話はご遠慮ください。

フォームからのお問い合わせはこちら

詳しいご相談をされたい場合は
お問い合わせフォームをご活用ください。